やりたい仕事だからこそ、頑張れました

田代 千波(たしろ ちなみ)さん

文学部英語英米文学科

かながわ信用金庫

 私がかながわ信用金庫への就職を目指したのは、3年夏のインターンシップがきっかけでした。やりたいことも、将来の目標も決まらない中、自分なりに何かきっかけを探そうとインターンシップに参加を考え、そのとき地元に貢献できる仕事をしたいと、かながわ信用金庫を希望しました。
 本格的な就職活動は合同企業説明会が行われた3年の3月から始めました。金融機関を中心に、約50の企業を受けました。
 会社説明会では雰囲気に圧倒されました。周りの学生が皆、強い意思を持ち、優秀な気がして、落ち込むこともありましたが、同じ目標に向かう者同士、仲良くなった学生もいます。
 面接にはあまり緊張をせずに臨むことができました。自分の思いや考えをできるだけ伝えるように努力しました。
 辛かったのは、どの会社も二次面接まで進みますが、その先になかなか進めなかったことです。手応えがあっても、あと一歩で内定に届かず、何が足りないのか、ダメなのか考えました。ただ、私の最終目標はかながわ信用金庫だったので、他で落とされても、経験的に生かせればいいと、割り切りました。
 そして9月に、かながわ信用金庫から内定をいただきました。
成功のポイントは、「ここで働きたい」という強い意志だと思います。そのために苦手な新聞を読み、さまざまな努力も重ねました。本当にやりたい仕事だからこそ、頑張れました。
 就活は分からないことばかりで不安です。友達との情報共有や、先生やキャリア支援課に相談すれば気持ちも楽になります。目標が明確になれば、面接や試験も自然にうまくいきます。

志望先を調べ、自分にできることをアピール

浦井 英男(うらい ひでお)さん

文学部文化財学科

真鶴町役場

 就職活動は周囲が動き始める3年次の3月からスタートしました。
 地方公務員を志望したのは、思い入れのある地域を多くの人々に知ってもらい、足を運んでもらい、実際に魅力を感じてもらうと同時に、住みよい街づくりに関わるなど、人々の生活を支え、地域に貢献したいと思ったからです。
 市役所や町役場など、9の自治体の公務員を受験し、企業にも3社エントリーをしました。公務員試験ではその自治体で自分にどんなことができるのかをアピールする必要があります。市役所、町役場、観光地や特色のある街づくりが行われている場所に足を運び、自分の考えをまとめるなど、準備しました。
 12月に真鶴町から内定が届きました。真鶴町は幼いころから、よく家族と訪れた思い出深い街でした。何度も訪れ、ホームページを納得いくまで調べた結果が、内定につながりました。
 内定が届いた時期が遅く、毎日、不安と焦りがありました。教育実習や博物館実習のときも気に掛かり、企業に方向転換するべきか、迷いました。そのときは、友人と遊んだり、家族と出かけたりなど、適度な気分転換をしました。「まだまだ、これからだよ」という友人の言葉に、頑張ることができました。
 キャリア支援課の皆さんには履歴書の添削、面接練習など、とてもお世話になりました。「大変なこと、嫌なことがあっても、立ち止まることなく進む、水のような人になりなさい」という言葉は、身に染みました。
 就職活動は大変ですが、自分自身が成長できる場です。家族、友人、キャリア支援課の方、みんなが応援してくれます。頑張ってください。

笑顔で明るく、聞き取りやすい声を心掛け

平 千春(たいら ちはる)さん

短期大学部保育科

徳持幼稚園

 保育科は保育所実習、施設実習、幼稚園実習の3つの実習がありますが、就職活動は全ての実習が終わった2年の9月から始めました。私は、好きな「子ども」と「ピアノ」に関われる仕事として、高2のころから幼稚園の先生を目指していましたが、各施設の実習をひと通り経験したので、自分に合う仕事を再確認することができました。
 徳持幼稚園は私の実習園でした。実習で実際の保育の様子を知り、「この幼稚園で働きたい」と思うようになりました。
 面接はすごく緊張しましたが、「練習してきたことを落ち着いて話せれば大丈夫」と信じていたので、不安はありませんでした。園長先生も気さくに話してくださり、楽しく終えることができました。内定は10月にいただきました。
 キャリア支援課の方からは履歴書の書き方などを教わりました。私の思いを伝える内容を一緒に考えてくださったり、面接での答え方や姿勢など、一から教えていただきました。就職ガイダンスは全てに参加しました。履歴書講座は役に立ちました。
 私は電話応対が苦手で、いきなり電話が掛かると、言葉が出ません。電話をする前に話すことを考え、掛ける前には変な言い方がないか母に確認してもらいました。電話にはなるべく出て、少しでも慣れるようにしました。
 笑顔で明るく、聞き取りやすい声を心がけたことがよかったと思います。失敗しても引きずらずに、気持ちを切り替えることが大切です。
 また、早い時期から求人票を見て、把握しておけば、直前になっても焦らないと思います。不安もあると思いますが、頑張ってください。

成長のために、敢えて厳しい環境に挑戦

塚松 友紀(つかまつ ゆき)さん

短期大学部歯科衛生科

海老名総合病院

 中学生のころ老人ホームのボランティアに参加し、社会に貢献する仕事に就きたいと思いました。そのころは口腔ケア活動で歯科衛生士が注目され、歯科技工士の父の勧めもあり、歯科衛生士の道に進みました。就職も口腔ケアに力を入れる病院を希望しました。
 海老名総合病院は栄養管理サポートチームやマタニティセンターの保健指導、講習会の実施など、歯科衛生士も他のスタッフとともに幅広い活動に関わります。急性期の総合病院なので重篤な患者さんも多く、新人歯科衛生士には大変ですが、厳しい環境に自分を置き、成長したいと思いました。
 就職活動は3年の9月から始めました。キャリア支援課の方には、履歴書、小論文、自己PR文の添削、心構えや面接の方法などを教えていただきました。友人にも小論文を見てもらったり、面接の練習を手伝ってもらいました。
面接は場数を踏んで、スラスラ話せるようになりましたが、本番では1割くらいしか伝えられません。また、面接官はプロなので、どんなに取り繕っても、少し話せば本当の自分が露呈します。ありのままの自分で話すのがいいと思いました。
 就職活動と国家試験の準備と同時期なので、ほぼ毎週模試がある中での面接や小論文の練習をするのは大変でした。時間が足りず、あきらめようと考えたこともありました。そんなときには、志望動機「なぜ、歯科衛生士になりたいのか」を見て、初心にかえりました。
 就職活動は早めに始めましょう。履歴書、自己PRなどを書くために、自己分析は念入りにしましょう。言葉遣いは日頃から変える努力をしましょう。つらいのは皆、同じです。

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