本学では全学的に姉妹校締結や研究者・学生の交流など、
国際交流を活発に進めている。
今年も各学部に留学生や訪問団が訪れた

「アリガトウゴザイマス、ニッポン!」

─2011年ロンドン大学生・鶴見大学夏季研修レポート─

 本学での夏季研修に参加したパーカーさんからレポートが届いた。翻訳は国際交流センター。


 2011年7月、ロンドン大学クイーンメアリー校からJarri Amini, Yavar Khan, そして私、Aatif Parkarの3名が日本の鶴見大学歯学部訪問の機会を得ました。短期間の滞在ではあったものの、この度の日本での体験は一生涯忘れることのできない思い出となりました。
 2011年3月に東北地方を襲った大地震と津波の報道は、私たちにとっても強い衝撃であり、非常に心を痛めていました。しかし、こうした状況にあっても日本を訪れたいという私達の強い気持ちが揺らぐことはありませんでした。鶴見大学歯学部での研修はもちろん、今までテレビや映画を通してしか知ることのできなかった日本文化をどうしても体験したかったのです。
 日本に到着してすぐ、これは今までにない経験になるだろうと3人全員が直感しました。東京の通りという通りで慌ただしく繰り広げられる情景の数々に圧倒されてしまったのです。東京の地下鉄で通勤する大勢の人々、まぶしいほどのネオンの光、そこかしこに見られる広告など、こうした光景は私達の五感を常に刺激するものとなりました。
 しかしながら、私達が最も心奪われたのは、日本人の持つ限りない優しさともてなしの心でした。そして、この素晴らしさをどこよりも実感したのが、他でもない鶴見大学歯学部です。招待された歓迎会では、素晴らしい日本食の数々を楽しむことができた上、喜んで私たちのお世話をしてくださる教職員や歯学部の学生と交流することができました。
 国際交流センターの永坂哲准教授と前田里奈さんのガイドにより歯学部や附属病院内を廻り、保存科、補綴科、口腔外科、口腔内科をはじめ様々な診療科を見学できました。さらに教員や学生とのディスカッションや見学を通して、日本における歯学事情を学ぶと同時に、イギリスでの歯科事情との顕著な違いを多く発見することができました。
 私達は日課のように訪れる学食での時間を毎回楽しみにしていました。というのは、私達3人と話したくて仕方ないたくさんの女子学生がいつもあいさつをしてくれたからです。
 今回の研修における一番の見どころが、桃井教授の企画による歯科器材メーカー、GC本社への訪問でした。ここでは歯科器材開発の最先端を視察できるだけでなく、GC社が現在販売中の新製品を自分たち自身で試すという、大変貴重な機会に恵まれました。
 滞在中は日本の歯学事情について学ぶだけでなく、日本の様々な場所で日本の美しさに浸り、素晴らしい日本文化に触れることができました。混沌とした都市・東京から静寂で平和に包まれた寺まで、日本にはどのような旅行者のニーズをも満たしてしまうほど、ありとあらゆるものに溢れています。
 私達は、江の島海岸、鎌倉の高徳院にある大仏、そして鶴見大学の總持寺をはじめとしていくつもの観光名所を訪れることができました。さらに、隅々まで張り巡らされた便利な交通網と都心への地理的な近さもあり、鶴見からは都内観光も気軽に行くことができました。秋葉原、渋谷、六本木は東京のお気に入りスポットのひとつです。活気に満ち、人とモノに溢れた光景、そしてまぶしいほどのネオンの光に驚きを隠せませんでした。
 熱烈なサッカーファンとして、横浜日産スタジアムでのJリーグ横浜マリノス対ヴィッセル神戸の試合観戦には大変興奮しました。有名な日本人サッカー選手のプレーを、日本のサッカーファンに交じって目の前で実際に見られたことはとても思い出深い経験となりました。
 日本を訪れたら誰もが素晴らしい食事を試さずにはいられないでしょう。私達ももちろん例外ではありません。本場、日本での寿司と天ぷらの味わいは格別でした。
 こうした日本での素晴らしい体験の数々は、鶴見大学教職員並びに学生の皆様の温かいもてなしと隅々に渡るお世話なくしてありえなかったでしょう。永坂哲准教授、職員の前田里奈さん、そして歯学部5年生の林明賢さんには特にお世話になりました。
Aatif Parkar


 

日本へのそれぞれの思いを胸に

─韓国外国語大学から4人の留学生─

 2007(平成19)年度より学術交流協定を締結している韓国外語大学校から今年も留学生が訪れ、文学部の学生に交じって2011年度後期の授業を受けた。今年の留学生は、イ・ジェホさん(4年)、チェ・ハウンさん(4年)、ジョ・ギャンミンさん(4年)、パク・チャンスウさん(3年)の4人(=写真左から順に)。
 母国語と同じように日本語を使えるようになって、国際的に通用する人間になりたいパクさん。日本の近代文学に関心が強く、夏目漱石や太宰治、三島由紀夫の作品に感銘を受けたというイさんは、京都で金閣寺を見て感動した。友達をたくさん作って日本語の聞き取りや会話の力をつけたいジョさん。日本語が好きなチェさんは和歌にも興味がある。いずれは韓国で日本語を教えたいと希望する。それぞれに学ぶ目的は違うが、日本語を学ぶことに対する気持ちは熱い。
 「学生が発表する機会の多い授業」「中間試験のないこと」「午前と午後の間の昼休み」「素晴らしい図書館」口々に鶴見大学や日本の学生生活の感想を述べる留学生たち。ジョさんとチェさんは写真部に入部して、紫雲祭で作品を発表した。
鶴見大学への留学で、教員や学生たちと学んだ日本や日本語、日本文学への知識を活かして、将来、グローバルな人間としてはばたいてほしい。

4人の留学生。女子は和服姿で。

 

 

日本の進んだ幼児教育をアラブにも

─今年度もアラブ諸国から幼児教育関係者が研修に─

 短期大学保育科では、2004(平成16)年度からJICA(国際協力機構)の要請を受け、アラブ諸国の幼児教育関係者を対象に「乳・幼児を対象とした就学前教育の拡充」の研修を実施している。8回目の今年度は従来の5カ国からではなく、エジプトとヨルダンの2カ国から7人が参加した。
 一行は約2週間の日程で本学保育科の授業やワークショップに参加したり、附属三松幼稚園、總持寺保育園をはじめ、園や福祉センターの見学、保育者との交流など、密度の濃い時間を過ごした。
 エジプト社会連帯省家族子ども局部長であるナグワさんは「これまで想像することができなかった日本の幼稚園の様子を、実際に見ることができた。エジプトでもできることから進めたい」。同省のヤセルさんは「両国の幼児教育の比較ができるようになった」とプログラムの内容を評価した。
 ヨルダンの教育省幼稚園局、アーリヤさんは、内容とともに日本や日本人の礼儀正しさに賛辞を述べる。「日本の幼稚園をモデルにした園を作りたい」と語る教育省公立私立幼稚園担当のムスタファさん。教育省で子どもの福祉も担当するアメーラさんはヨルダンでも導入が進む障害児保育にも強い関心を示した。また、科目が細分化する学生の指導法とそのレベルの高さを評価した。
 日本の進んだ幼児教育の実践を学び、アラブの幼児教育関係者の満足は大きかった。

附属三松幼稚園の園児たちと訪問団

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