自分の強みを生かして内定獲得
青山 隼也(あおやま じゅんや)さん
文学部英語英米文学科4年
川崎農業協同組合(JAセレサ川崎)
4年秋まで部活動が続く文学部硬式野球部。青山さんは就職活動も部活動と並行して進めた。「試合や練習に時間が取られるので、時間的な制約はありますが、自分の強みは15年間続けた野球ですから、部活動を続けながら就職活動に取り組みました」。
3年の11月から合同企業説明会に参加し、春には会社訪問にも行った。当初は志望の業種が固まらず、IT企業、引越し業、金融業など、いろいろな企業にエントリーした。会社説明会に参加するうちに「地域の人々に貢献する地元川崎の企業」と絞られて来た。折りにふれ相談している本学就職課の西村さんのアドバイスで、自己アピールは「考える力とチームに貢献する姿勢、コミュニケーション力」と野球で学んだことを強調することにした。
8月、募集をしている企業の中にJAセレサ川崎があった。希望する業種だ。会社説明会に参加すると、その日に筆記試験があった。その後、グループディスカッション、部課長面接、役員面接と続き、300人ほどのエントリーから13人の内定者に残った。「筆記試験は苦手でしたが、面接は野球のことが話せるので楽しみでした。アピールできるものがあったことが勝因だったと思います」。採用担当者からも「健康そうなルックスや存在にインパクトがあり、コミュニケーション能力と元気なことがよかった」と評価された。
秋のリーグ戦で野球部は快進撃。部創立後初の関東大会に青山さんも出場した。「野球を続けさせてくれた家族と指導者の方々に感謝しています」。
企業の求める人間像を見つける
渡辺 葉月(わたなべ はづき)さん
文学部日本文学科4年
三井リハウス東京株式会社
就職ガイダンスには必ず参加。10月1日に解禁になると、インターネットで業種を問わず200社ほどの企業にエントリーした。希望する業種が明確にならず、就職課の西村さんに相談した。そこでわかったことは「お客様の人生にとっての大きな転機にかかわれる仕事」という共通項だった。エントリーした企業を調べていくうちに、自分の希望との違いやその理由が見つかり、志望する業種や企業が絞られてきた。自己分析も一つひとつの仕事の内容から自分を見ていくことによって、次第にまとまってきた。
春、これまでにエントリーした企業のストックがなくなる頃、就職情報サイトを見ながら、再びエントリーを始めた。「三井リハウス東京株式会社は人事の方の人柄が素晴らしくて、だんだん引き込まれていきました。基本的に一店舗に一人しかいない一般職の女性の方が営業全てをまとめる内容にもひかれました」。アルバイトで40席ある飲食店を店長と2人で切り盛りしている渡辺さん。刻々と変化する局面に的確に対応することに「やりがいを感じる」と言う。「ホームページに先輩社員の仕事ぶりがあり、それを見て、自分のアルバイト経験が生きるのではないかと思いました」。実際、飲食店での話に面接官は関心を示した。そして、内定につながった。
「就職課には何かある度に相談に行きました。藤田アドバイザーの模擬面接も厳しかったけれど、効果がありました。内定したのは大学の就職課に頻繁に通ったことがよかったと思います」。