学内の企業説明会でスピード内定

関 紗耶加(せき さやか)さん

文学部日本文学科4年

 株式会社ホンダクリオ共立

 3年の4月、就職ガイダンスが始まる時から就職活動を意識していた関さん。準備も早く、就職課にも頻繁に足を運んでいた。しかし、パソコン操作が苦手なこともあり就職サイトの莫大な情報を持て余した。「全部、選考で落ちてしまい、面接にも届きません。画面上で振り分けられている気分でした」。不安は募っていった。
 「人事の人と直接話せたらいいのに。関さんの性格も伝わるから」と就職課担当者からアドバイスを受け、関さんは気持ちを切り替え、3年次の2月と4年次の5月に学内企業説明会に参加した。5月の説明会に株式会社ホンダクリオ共立があった。
 金曜日に行われた説明会では担当者と直接話もできた。翌日、関さんは企業に電話を入れ、翌週水曜日の面接が決まった。急な面接に就職課担当者と大慌てで履歴書を用意した。
 面接の日は、まず人事面接があり、「社長の時間が空いているから」とそのまま社長面接。さらに筆記試験まで、一日で行われた。「就職課に報告すると、この早さに驚かれました」。そして、一日おいて金曜日に電話があり、次の日曜日には内定が告げられた。説明会から内定までわずか10日間。予定していた模擬面接をうける機会も逸した。
 「大学の企業説明会は学外に比べ参加企業が少ないので、出席しない友達も多いのですが、直接人事の方と話すことができ、また、企業も鶴見大学とのつながりを意識しているので、チャンスはきっとあるはずです」。体験から生まれた関さんのアドバイスには重みがある。

 

就職課をもっと活用しよう!

緑 大輔(みどり だいすけ)さん

文学部日本文学科4年

 株式会社デイリーヤマザキ

 いろいろな企業を知りたくて、業種を絞らずに就職活動をスタートした緑さん。エントリーは200社、足を運んだ説明会も20社を超える。その中で関心を持ったのは、教材や教育用設備を企画販売する会社だった。一方で、地元市川市に本社を構える株式会社デイリーヤマザキにも興味を持った。自宅にも近く、軽い気持ちで臨んだ説明会で、他の企業の説明会にないものを感じた。「普通、企業はいい面しか説明しませんが、この会社は現在の状況や危機感まで説明し、好感が持てました。採用担当者の熱意も伝わりました」。「共感採用」を掲げる企業の方針が新鮮だった。地元の企業で働き、地元に貢献するという思いも後押しをし、積極的に就職活動を進めた。
 株式会社デイリーヤマザキでの就職活動の中でも象徴的だったのはグループディスカッションだった。「コンビニエンスストアでのスタッフの不手際をどうカバーするかという具体的なテーマでした」。徐々に企業に対する思いは固まっていった。そして、4月末に内定を受けた。
 就職ガイダンスには積極的に参加していた緑さんだが、就職課で直接指導を受ける機会はあまり多くなかった。内定報告時に改めて就職課の情報量の多さやキャリアカウンセラーなど支援体制が充実していることを知り、「もっと早くからその情報を活用し、アドバイスを受けていれば就職活動も楽だったと後悔しています。後輩には就職課の積極的利用を広く呼びかけたい」と緑さんは語る。

 

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