大学で学んだことを活かせるチャンス
渡邉 瑛理奈(わたなべ えりな)さん
文学部文化財学科
日本通運株式会社関東美術品支店(美術作業職)
3年生の2月から就職活動を開始しましたが、教育実習などもあり、本格的に始めたのは4年生の7月でした。ゼミの小池教授から日本通運の美術部門への募集のお話をいただきました。美術品を扱う仕事には興味があり、大学で学んだことを生かせるチャンスと思いました。
小池教授には「採用は1〜2人なので、オーディションを受けるような気持ちで」「手先の器用さ、女性独特の美術品に対する繊細さを出せれば」とアドバイスや相談に乗っていただきました。
他に塾2社から内定をいただきました。教育に興味もあったので、仕事としてどちらを選ぶか悩みましたが、いろいろな方に相談して、この仕事を選びました。
入試キャリアセンターには自分の長所を上手く表現する履歴書作りや面接指導のほか、「楽しい気持ちで就活すると楽」という言葉をいただきました。学内合同企業説明会ではさまざまな企業のお話を聞けました。また、会社説明会ではホームページよりも実際の企業の雰囲気が感じられ、自分が仕事をした場合の想像がしやすかったです。部活動や東日本大震災のボランティアの経験は、どの面接でも触れられました。
私の場合は教授でしたが、なるべく早い段階で希望する職種のエキスパートに相談をすることです。アドバイスや情報もいただけ、いろいろな可能性が出てきます。そして、その人たちとの信頼関係を築いていくことが大切だと思いました。自分のチャンスを逃さないよう常にアンテナを張ることも重要です。
やりたい仕事、やりがいのある仕事を見つけて
近藤 瑞歩(こんどう みずほ)さん
文学部日本文学科
静岡県教育委員会 中学校教員(国語)
教師という職業はずっと意識していましたが、実際に目指そうと決意したのは、4年生の6月です。教育実習を行って、仕事は大変でも、やりがいと喜びがあると感じました。
私は実家がある静岡県で就職したいと思い、3年生の12月に行われた地元企業の合同説明会に参加し、4月に企業から内定を受けましたが、2週間後に内定承諾書を出さなければならず、改めて就職について真剣に考えました。
迷っていると、両親から「やりがいや使命感がある仕事に就いた方がいいから、じっくり考えなさい。受かるまで教員採用試験を受けてもいいよ」と言ってもらえたので、内定を辞退し、採用試験一本に絞りました。
7月に試験、10月に発表がありました。
採用試験の勉強は苦労しました。3年から始めていたものの、なかなか手につかず、本腰を入れたのは試験の直前でした。「早くから勉強すればよかった」と後悔しながら勉強するのはつらかったです。
教員採用試験に向け「キャリアスキル演習Ⅴ」では岩間准教授、吉村教授からさまざまなアドバイスをいただきました。入試キャリアセンターでの面接指導も本番で役立ちました。小学校での学習支援のボランティアも面接でアピールできました。
やりたい仕事がはっきりしないまま始めた就活でしたが、企業への就活や教育実習を通して、やりたい仕事が見つかり、全力で採用試験に臨むことができました。内定のポイントはやりたい仕事を見つけるために、自分と向き合うことだと思います。
就活はまず入試キャリアセンターに相談すること
山口 美波(やまぐち みなみ)さん
短期大学部保育科
箱根町(保育士・幼稚園教諭)
全ての実習が終わった2年生の9月から就職活動を開始しました。箱根町の実習園で豊かな環境の中で保育する素晴らしさに魅力を感じました。親の勧めもあって、保育士・幼稚園教諭の箱根町職員採用試験を受験しました。
受験にあたって、担任の早川准教授から「第一次試験の適応試験を突破すること。笑顔を忘れず面接に挑むこと」とアドバイスをいただきました。受験を決めてから試験までの時間が短く、筆記試験は苦労しました。授業の空き時間や電車の中でさまざまな形式の問題を何度も解きました。面接は集団と個人があり、面接官の人数も多いので緊張しましたが、入試キャリアセンターの面接指導の効果もあり、質問にも一人ひとりに目を合わせながら、スムーズに答えることができました。5人での集団討論では積極的に司会と書記をしました。話し合いがスムーズに進むように発言しやすい環境を作れてよかったと思います。公務員試験を受験した友人からも試験問題や面接の注意点などのアドバイスをもらいました。
9月から12月までの長期間にわたる就職活動でした。周りで内定が出ている中、不安や焦りもありましたが、入試キャリアセンターや友達に相談をして、自分のやるべきことを明確にしました。入試キャリアセンターから「働きたい園で働くことが大切」とのアドバイスで安心しました。
就活はとにかく動くことです。志望する園を決めたら入試キャリアセンターへ足を運び、相談に乗ってもらうことが大切です。
早めのスタートで余裕の就職活動を
工藤 杏菜(くどう あんな)さん
短期大学部歯科衛生科
医療法人仁愛会(歯科衛生士)
年明けから国家試験の勉強に集中したいので、12月までには内定をいただけるよう、入試キャリアセンターで求人票が公開された3年生の10月から就職活動を始めました。たくさんの求人票の中に就職したい医院があるか、見学する医院を決めるまでは不安でした。既に就職活動をしている友達や入試キャリアセンターからの話を参考に、自分の条件を探し、いくつか見学する医院を選ぶことができました。
2番目に見学した医院が仁愛会でした。仁愛会の中の4つの院を回り、先生や歯科衛生士さんと話して、雰囲気などを見ているうちに、内定を受けたらここに就職しようと決めました。
就職活動で履歴書を書いたり、見学に行ったりすると、自分がどんな歯科衛生士になりたいかが明確になりました。「人生と職業」の授業では初めて履歴書の書き方を学びました。見学に行くと緊張して、質問などが浮かばなくなるので、事前に質問をまとめると見学に行った際に困らないと思いました。
大学生活ではオープンキャンパスのお手伝いやコンビニ、歯科医院でのアルバイトを通じて、人と関わる機会が多かったので、見学の際も思ったより緊張しませんでした。人と関わる機会がたくさんあったことは役に立ったと思いました。
内定をいただいたことで「絶対に国家試験に合格する」という気持ちが強くなりました。また、さまざまな気持ちの変化を通じて、勉強に対するモチベーションも高まりました。
早くから就職活動を始めたため、気持ちに余裕を持って活動することができました。早めのスタートをオススメします。