澄み渡る気配の中で
〜耐寒参禅会〜
附属中学校・高等学校の恒例行事である「耐寒参禅会」が、本年も1月9日(水)から11日(土)までの4日間、大本山總持寺にて行われました。
今年は約780人の生徒が参加、積極的に皆勤めざして励む前向きで凛とした姿は、新聞やテレビの取材も多数受けていました。
例年と比べてもかなり冷え込んだ早朝、眠そうながらも溌剌とした様子で中学1年生から高校3年生の希望者が集まり、出席カードを提出。毎年参加が増えてきている多数の保護者も、生徒と共に集合、7時からの坐禅に参加されました。
總持寺の大祖堂(千畳敷)の畳に坐り、道元禅師の教えである『只管打坐(しかんたざ)』を体験、実践することで、充実した朝の時間をスタートし、日々の生活を振り返る機会としている生徒も多かったです。高2・3年生の体育部部員は衆寮(しゅりょう)で坐蒲(ざふ)を用いて壁に向かっての本格的な坐禅を体験しました。
坐禅中は修行僧からの警策(きょうさく)も入って、気持ちも一新。坐禅の後半、道元禅師の『普勧坐禅儀(ふかんざぜんぎ)』をお唱えし、思い思いの達成感を持って学校へ向かいました。
参禅の皆勤者には、毎年色の違う皆勤記念バッジが授与されますが、今から何色か楽しみに待っている生徒が多いです。