この度、鶴見大学東日本大震災学生ボランティアチームは宮城県気仙沼市立大谷小学校にて活動を行いました。昨年の夏季、冬季に続き3回目となる今回は、3月25〜28日と3月27〜31日の2班に分かれ、鶴見大学の教職員3名、鶴見大学附属中高の教職員2名、歯学部OB 1名、学生24名(大妻女子大学2名、跡見学園女子大学1名を含む)の計27名(延べ127名)が現地入りしました。今後の活動への附属中高からの参加を視野に入れ、附属中高の教職員2名が現地へ視察のため参加されました。
 26〜30日は、午前中に学習支援(学びーば)。午後は「万華鏡作り」、「ミサンガ作り」、「似顔絵キャンドル作り」、「タイムカプセル」、更に今回、特別にお越しいただいた本学歯学部OBである江口康久万先生のご考案である「歯の模型のペーパークラフト作り」を実施しました。また、冬の活動に引き続き、SVA主催の「絵本づくり」の一環として、子どもたち一人一人が表紙に「自分の似顔絵」を、裏表紙に「自分の手形」を加えるという作業に参加しました。
 春休みは宿題のない子どもが多い為、プリントが終わるごとにマスを進めることの出来るすごろく「学びーばの冒険」を実施することで、子どもたちの集中力を高めるよう努めました。また、中・高学年では午前中の学習の時間に「五色百人一首」を使用した百人一首大会を開催し、ただプリントを進めるだけではない学びの場づくりを企画しました。
 これらの活動終了後、「学びーば」へ参加した児童へ向けて実施したアンケートの「次回に学びーばをやるとしたら、また来たいですか?」という質問に対しては、「また来たい」という回答が100%でした。「ぜったいぜったい来てください。やくそく。」などという声もあり、共に有意義な時間を過ごすことが出来て喜ばしい限りです。
 今後の活動予定としては、5月14日〜19日には鶴見大学会館1Fセンタープラザにて冬季・春季活動報告のためにポスター展、最終日19日には鶴見大学会館B1Fメインホールにて報告会を行う予定です。また、6月14日には「輝望プロジェクト(主催;神奈川新聞社)」が予定されています。これは被災地の小学校の修学旅行を支援するという企画で、大谷小学校の子どもたちが鶴見大学を訪問してくれることになりました。
 最後になりましたが、ご支援を頂いている多くの方々に心より御礼を申し上げるとともに、今後の活動に対するご支援をお願い申し上げます。
(東日本大震災救援ボランティア対策委員会 学生ボランティア 近藤 果林 記)

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