本学文学部と学術交流協定を結んでいる韓国外国語大学校から、3人の留学生が訪れ、この4月から半年間、日本文学科で学ぶ。日本語学部日本地域学科4年のイム・ジュンホンさんと同日本語通訳翻訳学科4年のキム・ヒョンジさん、キム・ミリさんだ。
以前本学に留学した先輩から「静かで周囲に寺もあり、日本的な雰囲気をたっぷり味わえる環境。授業も難しくなく、外国人でもついていける」と聞いて本学への留学を選んだジュンホンさん。ミリさんは専門学校で観光経営を学んでいるときに奈良のホテルで1か月間インターンシップを経験。そのときに日本を気に入り、専門学校卒業後、日本への留学制度のある韓国外国語大学校に編入した。大学2年まで他大の食品栄養学科で学んでいたヒョンジさんは、日本で「冬のソナタ」の人気や日本のドラマを通して、日本の文化に興味を持ち、同じく3年次から韓国外国語大学校に編入し、日本語の力を磨く。
新学期が始まったばかりで、まだ、講義全体の印象は分からないが、「授業が静かで、先生と学生の距離が近い」とジュンホンさん。三宅知宏教授の『日本語学概論』が楽しいと先輩から聞いた。日本語の実力を生かせる企業への就職を希望。留学ではビジネス日本語と敬語の習得に力を入れる。
日本の人々に韓流の文化を紹介したいと考えるヒョンジさんは「日本人が韓国をどう思っているか、聞いてみたいので、日本人の友達をたくさんつくりたい」。日系企業への就職を希望するミリさんは、韓国でのアルバイト経験もあるファッション業界でアルバイトして、韓国と日本の企業の違いを比べてみたい」。それぞれに目的がある。
充実した学園生活と多くの友人をつくるために、新入生歓迎オリエンテーション(クラブ関係)にも参加した。7月には3人で富士山登頂を計画している。
左からキム・ヒョンジさん、イム・ジュンホンさん、キム・ミリさん