早め早めの準備をお勧めします
藏並 理紗(くらなみ りさ)さん
文学部英語英米文学科
株式会社サンドラッグ
3年生の12月から就活サイトに登録し、合同企業説明会に行きました。準備もせず就職活動を始めたので、初めは就きたい仕事が分からない状態でした。就活サイトでビューティーアドバイザーを見つけ、私が輝ける仕事だと感じ、この職種に絞りました。
履歴書、エントリーシートの作成から苦戦をし、焦りを感じ、キャリア支援課に相談しました。常に私たちの味方になって悩みを聴いていただけたことが何よりも心強かったです。
70社程度にエントリーした中からドラッグストアを中心に10社程受験しました。4月に同業2社から内定をいただきましたが、人事の方や先輩社員の話を伺い、サンドラッグに決めました。
ガイダンスや業界職種研究、履歴書講座、エントリーシート講座、面接対策などキャリア支援課のプログラムには必ず参加しました。特に履歴書、エントリーシート講座や面接対策は必須です。グループディスカッションや面接の練習も積極的に参加し、自信につながりました。
実際の面接試験では要点だけをまとめ、自然な言葉で話せるようにしました。接客業という共通点もあり、ホテルでのアルバイト経験から面接時の立居振舞や笑顔、自然な対応を評価されました。等身大の自分で、自然体で挑んだことが結果につながりました。
就職活動に必要な自己分析や履歴書作成などは、できるだけ早めに準備するといいでしょう。
社会的な役割のある仕事を希望
中村 優太(なかむら ゆうた)さん
文学部文化財学科
日本郵便株式会杜
就職活動解禁は12月1日でしたが、12月中はエントリーや情報収集に専念し、1月から合同企業説明会へ参加しました。選考試験は2月からと出足が遅れましたが、約20社にエントリーし、8社受験しました。
教育実習から戻ると、キャリア支援課から日本郵便株式会社の夏期募集の紹介がありました。人と直接関わり、社会的役割の大きな仕事に就きたかったので受験を決意し、9月に内定をいただきました。
就職ガイダンス、エントリーシートや履歴書の書き方講座など就職関係のプログラムには積極的に参加しました。集団模擬面接会では実際に企業の人事担当者と面接をする機会をいただき、その経験を本番で生かすことができました。キャリア支援課では履歴書やエントリーシートなどの作成、面接の練習など、丁寧に指導していただき、感謝しています。そのおかげもあり、教育実習では人前でも緊張することなく話すことができました。
面接試験では、3年生のときに参加した商店街のマップづくりのボランティアのことは、どの企業の面接でも質問を受けました。
とにかく場数を踏み、少しでも慣れることです。就職活動は確かに大変ですが、自分にプラスになる経験ができます。困ったときは先生やキャリア支援課、家族や友人に相談することです。それだけでもストレスを発散し、自分の考えを整頓でき、次へと進められ「また頑張ろう」という気持ちになれます。
公務員としての保育士に
藤本 真来(ふじもと まき)さん
短期大学部保育科
品川区(保育士)
かねてより、子どもと関わることが大好きで、大学入学後も幼稚園や保育所での実習を通じ、より一層保育士になりたい気持ちが強まりました。そして、公務員の保育士として働くことを決意し準備を進めました。
保育士の公務員試験は一次試験がある2年生の8月から始まります。
保育科の早川先生には参考書や問題集の紹介、勉強方法など貴重なアドバイスをいただきました。実技試験の前には課題点を絞り、一緒に考えていただきました。また、先生とお話ししてエントリーシートを作成したので、自分の保育観も明確になりました。
キャリア支援課では面接の指導をしていただきました。基本的なマナーや回答方法だけでなく、表情や仕草、声のトーンも指導していただきました。「私の笑顔は武器」と気づかせていただけたことも面接試験での自信につながりました。
可能性を広げるために2つの自治体を受験し、両自治体から合格をいただきました。どちらかの自治体を選択するにあたり、大変迷いましたが、友人から「どちらを選ぶかよりも、就職先でどう頑張れるかが大切」という言葉をかけてもらい品川区を選びました。
保育関係の就職は人柄が重視されるようです。また、普段から自分自身を知っておくことが大切だと思いました。受験する自治体の特徴や取り組みを理解し、面接のときに自分の目指す仕事と関連させて話せるようにしたことが成功のポイントだと思います。公務員試験を目指す学生に早めの準備をおすすめします。
第一志望に向けて入念な準備
板阪 深紀(いたさか みき)さん
短期大学部歯科衛生科
鶴見大学歯学部附属病院
父と兄が歯科医、母が歯科衛生士という環境に育ち、一生使える資格がほしいと思ったので、歯科衛生士を目指すようになりました。就職活動は多くの求人票が貼り出される10月から始めましたが、私が目指したのは本学附属病院でした。「ここしかない」という強い気持ちで臨みました。
卒業研究を担当していただいた先生に相談して、履歴書の卒業研究の内容や志望動機をアドバイスしていただきました。キャリア支援課では過去の内定者の報告を調べたり、履歴書を添削していただきました。面接の練習も数回受けて、きちんとした受け答え、丁寧な言葉遣いや立居振舞を指導していただきました。家族には現在の歯科医療の問題点、大学病院と開業医の違い、臨床の場に必要な能力など、面接で聞かれそうなことを教えてもらいました。
オープンキャンパスでの学生スタッフを経験し、たくさんの高校生をお迎えしていたので、「なぜ、歯科衛生士を目指すか」「この大学の魅力」を伝える自信は人一倍ありました。面接対策として病院の理念をしっかり理解し、ホームページも何度も確認しました。また、自分の言葉にできるように声に出して繰り返しました。小論文も現在の歯科医療の問題点について、時間を測って、原稿用紙で練習しました。
就職活動が成功したのは、事前の準備を怠らなかったことにあると思います。
目標を絞っていたので、内定が決まったときはすごくうれしく、この病院で頑張っていこうという気持ちになりました。