国際化の機運が高くなるにつれ、国際交流活動は
優先的に取り組むべき重要課題となっています。
鶴見大学・UNHCR駐日事務所・NGO・本学歯学部附属病院が連携して
提供する難民申請者のための無償歯科治療支援は
2010年の開始以来世界中の33の国と地域から継続して多くの患者を受入れ、
総治療回数は2014年末現在で1,208回を数えます。
こういった国際交流・貢献活動が評価され、
2014年5月に本学は国連と教育機関の連携した取り組みである
「国連アカデミック・インパクト」へ参加いたしました。
各学部にあっては、それぞれに特色ある国際交流活動を推進しながら、
学生諸君が世界の多様性に触れるための機会提供に努めています。
以下は各学部における国際化に向けた取り組みのご紹介です。

歯学部

 2014年に歯学部国際交流委員会の主催で以下の国際交流活動が行われました。
1. 2月23日〜2月28日にカナダ ブリティッシュコロンビア大学歯学部に1年生2名を派遣、臨床見学と所定のコースを受けディプロマを受けました。
2. 3月11日〜3月20日にオーストラリア メルボルン大学歯学部に2年生3名、3年生2名を派遣しました。
3. 3月16日〜3月22日に中国 香港大学歯学部に2年生1名、大学院生1名を派遣しました。相互発表を行い、深い、良い交流を得ることができました。
4. 6月30日〜7月11日に韓国 檀国大学歯学部よりDong Hwa Chung准教授を歯科矯正学講座に受け入れ、交流を深めました。
5. 7月19日〜 7月28日にイギリス ロンドン大学クイーン・メアリー校歯学部よりSalam Aziz君とBhavin Borkhatria君を受け入れました。補綴科、総合歯科鵯、小児歯科での見学および御霊祭りに参加し、交流を深めました。
6. 8月4日〜8月8日に檀国大学歯学部より4,5年生6名を受け入れました。本学学生と交流を深めるとともに修復学、歯周病学の講義を受け、交流を深めました。
7. 9月1日〜9月30日に中国首都医科大学口腔医学院よりMs. Huang Wenjingを受け入れました。
8. 9月1日〜中国首都医科大学口腔医学院よりDr. Guo Ying (口腔修復学講座大学院生)を受け入れています。
9. 12月4日〜12月7日に檀国大学歯学部よりProf. Yusung Choi(補綴学講座准教授)を受け入れました。
10. 12月4日〜12月7日に檀国大学歯学部よりMs. Youngju Lim (補綴科衛生士)を受け入れました。
 各大学との交流は毎年深まり、強い相互関係を得ることができ、今後の展開にさらなる期待ができます。

ロンドン大学からの留学生歓迎会

文学部

 7月1日から2週間にわたって、台湾の世新大学から8名、中国の中山大学から13名の学部学生・大学院生が鶴見大学国際インターンシップ生として来日し、研修や本学学生との合同授業が行われたほか、期間中、中山大学の引率者として来日されたWei Jingzhu先生による「中国における知的財産権法とその発展」と題した特別授業が行われました。
 文学部の姉妹校からは、9月に北京大学情報管理学科前副学科長のZhou Qingshan先生を、10月下旬にはオーストラリアのニューイングランド大学よりマーク・クーパー先生を、12月中旬には同大学のテレーズ・バートン先生を招聘し、公開授業が行われました。
 ニューイングランド大学は英語英米文学科と長期留学制度を締結しているほか、隔年で実施している「海外文化研修」の派遣先でもあることから、クーパー先生は紫雲祭の開催に合わせて来学され、英語英米文学科・ESS共催による「イングリッシュ・スクエア」に参加され、「海外文化研修」に参加した学生の指導をしていただくなど、活発な交流が行われました。
 12月には本学に留学している学生に「建学の精神」の基礎となっている「禅」に触れていただくために、大本山總持寺主催による体験坐禅への参加が企画され、来日されていたバートン先生も参加されて好評のうちに終了しました。
 また、12月に中国・北京大学で開催された「第六回情報資本・資産・倫理研究大会(6th ICPE 2014)」では共同研究者として大学院生が発表を行い、高い評価を得ました。
 このほか、中国吉林省にある東北師範大学や南アフリカのフォートヘア大学との学術交流協定の締結に向けて準備を進めています。

国際インターンシップ生歓迎会

短期大学部

 独立行政法人国際協力機構(JICA)の委託により、12月1日より12月12日まで、平成26年度課題別研修「中東地域における幼児教育」を実施しました。
 中東諸国の幼児教育関係者を対象として行う本研修も11年目を迎え、今回の研修では、エジプト、イラク、ヨルダン、モロッコ、イエメンの5カ国より2名ずつ10名が来学しました。
 青年海外協力隊が中東諸国の幼児教育現場でのボランティア活動を展開していますが、本研修はその活動を補完し、中東諸国の幼児教育の拡充を図っています。本学卒業生の中にも青年海外協力隊として各国で20名近くが活動した経験があるようです。
 また、本年度は、研修に先駆けて、保育学会で保育科学生を対象に国際協力機構(JICA)による講演を行い、本学卒業生からの活動報告もありました。
 研修は、本学教員による講義、授業見学、三松幼稚園はじめ幼児教育関連施設の見学、図書館見学、学生との交流、国際協力機構職員による講義などのプログラムでした。遊びを通しての学びについて理解を深め、研修最終日には、研修成果を踏まえた自国における幼児教育策定案の発表が行われて、研修を終えました。

幼児教育研修で幼稚園児と交流中の中東研修生

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