〜青春に翔ける〜
今年度附属高等学校の入学生で、横浜F・マリノスユースに所属し、学業との両立に励んでいる生徒が2名います。さいたま市出身の板倉 洸(いたくら たける)君と小田原市出身の福島聡士(ふくしま さとし)君です。現在は自宅を離れF・マリノス選手寮から通学し放課後は西区みなとみらいのマリノスタウンでトレーニングに汗を流しています。両君は共にF・マリノスユースに進むまで、幼少から精進を重ねました。板倉君は小学5年からプライマリー → ジュニアユースを経てユース昇格、福島君はジュニアユースから所属してユース昇格、共にトップチーム昇格を目標に切磋琢磨するチームメイトです。学業上位の板倉くんによると、「限られた時間の中で厳しいトレーニングに常にベストを尽くす努力」をしているそうです。
二人は今年の6月9日から17日までドイツ・チェコ遠征(All Stars Cup)に参加、貴重な経験を積んで帰国してきました。板倉くんによれば、「海外の選手は気持ちの入り方や集中力が違い、ハングリー精神をプレーで表現していました」と語るその瞳は熱意に輝いており、爽やかな笑顔が印象的でした。F・マリノスユースは、昨年度の日本クラブユース選手権大会に優勝しているのですが、毎シーズンのトップチームへの昇格者は多くても2名、という狭き門だそうです。怪我と向かい合わせでもあり、サッカーというスポーツの厳しさと魅力、若手選手層の厚さを痛感できます。
「学年は関係なく実力の世界なので、Aチームの試合に出場し続ける」「試合・大会で勝つこと」が当面の目標で、「トップ昇格は勿論、将来に亘ってサッカーを続けたい」という彼ら。魅力に溢れ恵まれた環境であるチームで、これからの活躍に期待したいです。
(取材協力・写真提供 横浜マリノス㈱)