高校ラグビー界で次第に頭角を現し、茗溪学園高校3年生の1月、日本代表に選ばれた長谷川さん。海外遠征を前にした代表合宿中、歯科医を目指す長谷川さんだけが入試に臨みました。
本学に入学し、一度はラグビーの継続をあきらめましたが、当時、ラグビー部監督の林忠義先生から「元高校日本代表候補の藤井克行先輩と切磋琢磨しては」と勧められ、ラグビー部に入部。部の黄金期を作りました。さらに将来の日本代表を育てる「平尾プロジェクト」に選ばれ、代表合宿や海外遠征に参加。「多くの先生方の応援に支えられました。鶴見大学は立地も良く、自然にも恵まれ、伸び伸び学べました」。
卒業後、トップリーグで、プロ選手として活躍し指導者としても明治大学ラグビー部の14年ぶり対抗戦優勝に貢献する一方、歯科医として診療やマウスガードの普及活動を続け、また、東京歯科大学大学院で博士号を取得しました。現在は女子7人制ラグビーチーム、東京フェニックスの役員です。「チームの規律、個性、協調性…。歯科診療もラグビーと同じです」。
「努力は人を裏切りません。何にでもチャレンジしてほしい。たとえ、それが成功しなくても、人として成長します。将来必ずプラスになります」
ヤマハ発動機時代の長谷川先生。関西リーグ全勝優勝に貢献