秋もたけなわ──。大学祭シーズンの幕開けです。
わが鶴見大学でも、10月26日(土)、27日(日)の両日、
「第49回 紫雲祭」が、緑の杜に囲まれたキャンパスを舞台に、
盛大に催されます。
今年の統一テーマは? 目玉イベントは? 
祭りの企画・運営に奔走する紫雲祭実行委員会と模擬店や
演劇上演などの形で祭りに参加するクラブ・サークル代表の皆さんに、
魅力満載の今年の紫雲祭について語ってもらいました。
題して「紫雲祭に行こう! 参加してみよう!」。

年輪重ね、今年で49回目

─秋の一大イベント「紫雲祭」が目前に迫りました。実行委員会の皆さんは、準備に大忙しだと思いますが、初めに紫雲祭について、簡単に説明してもらえますか。

豊川 紫雲祭は毎年、秋に催される鶴見大学の大学祭です。学生の有志で組織する紫雲祭実行委員会が、自主的に企画や運営を担い、祭りを盛り上げるために、いろいろと知恵を絞り、汗を流しています。
三上 紫雲祭も、今年で49回目。毎年、趣向を凝らし、大学関係者だけでなく、地域の皆さんも大勢来場して、楽しいお祭りになっています。
 今年は総勢17名の実行委員が、それぞれ企画部、広報部、イベント部、団体総務部の4つの部署に分かれ、春から「魅力いっぱいの紫雲祭を」と頑張ってきました。

─ところで、豊川さんと三上さんは、なぜ紫雲祭の実行委員に応募されたのですか。

豊川 私はイベントを企画したり、皆で力を合わせて一つの物を作り上げる活動が大好きなんです。それで大学に入学したばかりの4月に、新入生向けの説明会で、初めて紫雲祭のことを知り「私がやりたいのは、これ」って、すぐに実行委員に応募しました。
三上 僕は1年生までは、部活もせず、勉強だけのふつうの大学生でした。でも、2年生になって「せっかく入った大学。何か面白くて、有意義なことをやりたいな」と。それで、思い切って紫雲祭の活動に飛び込みました。

“地域密着型”の大学祭

─紫雲祭は長い歴史を持っていますが、一番の魅力はどこにあると思いますか。

三上 ほかの大学の大学祭って、来場者のターゲットを高校生くらいまでに置いていて、内容も堅めのものが多い。いかにも“大学祭”っていう感じですよね。
 それに比べると、うちの紫雲祭は、縁日やお化け屋敷、フリーマーケットなどの催しがあり、小さな子供からお年寄りまで、幅広い年代層の人が楽しめる。その意味では、地域に開かれたというか、地域密着型の大学祭ですよね。そこが一番の魅力ではないでしょうか。

─クラブ・サークル代表のおふたりは、どう思いますか。

佐々木 剣道部では毎年、模擬店を出していますが、屋台の準備からお客さんの呼び込みまで、部員みんなが力を合わせて全力を尽くす。ふだんの稽古とはまた違う一体感があって、とてもいい。僕はそんなところに、紫雲祭の魅力を感じます。
杉本 私の所属する演劇部をはじめ、文化系のクラブ・サークルにとっては、たぶん紫雲祭が一番大きな活動発表の場だと思うんです。学内外の多くの方に見ていただけるので、発表にも力が入る。外部の皆さんと触れ合える紫雲祭って、とても素敵ですよね。

今年のテーマは「1」

─紫雲祭では、毎年、統一テーマを決めます。昨年は“みんなで大空に羽ばたこう”の意味を込めて、「鳥」でしたが、今年のテーマはどうなりましたか。

豊川 統一テーマは「1」に決まりました。紫雲祭には、たくさんの「1」があります。例えば、入り口のアーチをくぐると、その先にずっと続く参道の「一本道」やポスターコンテストでの「一番好きな絵」選び…などなど。もちろん、この「1」には、今までで「一番の紫雲祭に」との強い思いも入っています。
 とにかく出店者や来場者の皆さんが、一人ひとりの目線で、それぞれオンリー「1」の紫雲祭を見つけて欲しい。そんな願いを込めた、実行委員会「イチ」推しのテーマ。それが「1」なんです。
三上 実は「1」は、昨年も候補に上がっていました。でも、実行委員会の方がテーマに力負けしてしまいそう、との理由から、採用されなかったんです。今年はフレッシュな1年生の委員がすごく増え、実行委員会がパワーアップしたので、すんなり「1」に決まりました。
杉本 「1」なんて、すごいテーマですよね。今年の紫雲祭に賭ける実行委員の皆さんの熱い思いが、ひしひしと伝わってきます。
佐々木 本当にそう。僕らも数ある模擬店の中で、ナンバー1をめざして頑張ります。

マスコットキャラの「サニィ」も初登場

─今年は新たに紫雲祭のマスコットキャラクターも作ったそうですね。

豊川 はい。てるてる坊主をイメージして作成したマスコットで、名前は「サニィ」です。なぜ「サニィ」かと言うと、紫雲祭はよく雨にたたられるんです。昨年も2日目は雨でした。それで何とか雨のジンクスを打ち破り、紫雲祭当日は素晴らしい秋晴れになって欲しい。そんな切実な願いを、てるてる坊主をあしらったマスコットキャラクターに託したんです。
三上 大丈夫。「サニィ」の力で、今年の紫雲祭は間違いなく晴れますよ。

─さて、今年の紫雲祭はどんな内容になりますか。

豊川 今年は「挑戦の年にしよう」ということで、楽しい催しをたくさん用意しています。例えば、毎年人気のお化け屋敷や縁日、フリーマーケットなどは、今年も盛大に催します。特に縁日では、新たに「人形すくい」や「バルーンアート」を加え、パワーアップを図りました。
 また、縁日の会場になる大学記念館内の食堂では、各出店団体に描いてもらったPR用ポスターを展示して、人気投票を行う「ポスターコンテスト」も開催。その際、鶴見区明るい選挙推進協議会とのコラボにより、本物の投票用紙や投票箱を使い、実際の選挙と同じ形で投票をしてもらいます。
三上 まあ、選挙の啓発を兼ねた“模擬選挙”のようなものですが、これから成人を迎える学生には貴重な体験になるはずですし、ぜひ会場に足を運んでみて下さい。
 それと僕が担当しているお化け屋敷(5号館)も、例年以上にパワーアップして、スリルは満点。この“ピエロの館”にも、ぜひお越しを(笑)。
豊川 ほかにも各種の展示やクラブ・サークルの発表会・公演、参道にズラリと並ぶ模擬店など、本当に盛りだくさんの内容になっています。

目玉はイケメン俳優のトークショー

─今年の“目玉企画”は何ですか。

豊川 一番は、やはり2日目に大学記念館で催す「トークショー」でしょうね。今年は若い女性や主婦層に人気のイケメン俳優・桐山漣さんを招き、MC(司会者)との楽しいトークを予定しています。
三上 それともう一つ、オススメなのが、1号館から5号館に通じる外階段に飾られる“階段絵”です。実行委員会の企画部メンバーが、精魂込めて描いた力作ぞろいですから、ぜひご覧になって下さい。

剣道部は模擬店 演劇部は舞台公演

─クラブ・サークルの皆さんは、どんな出し物を用意しているのですか。

佐々木 剣道部は例年同様、牛串ととん汁の模擬店を出店します。牛串は全部で2〜300本ほど。とん汁は特大の鍋に野菜をたっぷり入れて作ります。剣道部の牛串ととん汁を食べると、体が暖まって、元気が出る。味もバッチリだし、たくさんの方に食べて欲しいですね。
杉本 演劇部は、大学記念館地下のホールで、「LOVE LIFE」を上演します。これは3年生の卒業公演も兼ねていて、3年生には全員、役者として舞台に上がってもらいます。
 紫雲祭での上演は、とにかく演劇部の年3回の公演活動の中でも、一番のビッグイベント。主役をはじめ、役者の大半を上級生が務めるので、きっとレベルも高く、内容の濃い舞台になると思います。

ラストを飾る後夜祭 地域の方も積極参加を

三上 それと一つ、大事なことを忘れていました。紫雲祭のラストを飾る後夜祭のことです。2日目の夜6時から催される後夜祭には、クイズやゲーム大会などがあり、当たると豪華な景品がもらえます。学生だけでなく、地域の皆さんも参加できますから、ぜひ最後まで残って、後夜祭を存分に楽しんで欲しいですね。
豊川 そうですよね。最後に私からも一言。鶴見大学に関心のある高校生の皆さんには、オープンキャンパスだけでなく、年一回の紫雲祭にもぜひ参加して欲しい。
 学生が企画・運営するお祭りを通して、大学の雰囲気や魅力を肌で実感することは、今後の進路を決める上で、とても役に立つと思うんです。心より歓迎しますので、紫雲祭へぜひどうぞ。

─ありがとうございます。

 

鶴見大学紫雲祭実行委員会公式ツイッター
@shiun_tsurumi

鶴見大学の大学祭、「紫雲祭」の実行委員会公式アカウントです。紫雲祭での企画やイベント情報の他、参加団体さんに向けて提出物の締め切りなどを実行委員がつぶやいていきます。質問等ありましたら、返信してください!

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