就職を真剣に考える絶好の機会

北村光香(きたむらみか)さん

文学部ドキュメンテーション学科3年

 (株)日本電気特許技術情報センター

 

 昨年、インターンシップの報告会で先輩の発表を聞き、就職活動も一歩踏み出さなければと、インターンシップの履修を申し込みました。実習先はリストにある企業を、まず自分で、図書館関係、IT関係、その他と分類し、図書館に関わる企業を希望しました。(株)日本電気特許技術情報センターは、グループ内の企業に特許情報や技術情報を提供する企業図書館です。
 実習先決定から当日まで、大学のマナー講座はありましたが、企業との面接や顔合わせはなく、初日は入試キャリアセンターの指示に従って、実習先に向かいました。高層ビルで、警備も厳しく、緊張しましたが、入館用の臨時ICカードなども用意され、無事9階のオフィスに着きました。フロアの広さと社員の多さに驚きました。
 初日は人事の方から会社の概要を伺い、10日間に3日ずつ3つの部署を体験します。調査分析部ではデータベースからお客様が必要な特許情報を検索し、エクセルでリストを作成しました。会議やイベントのサポートなど広範な業務を行うテクノサービス部では、テストサイト上でNECグループのポータルサイトの更新を行いました。NECグループ唯一の企業内図書館として、全国のグループ企業に書籍や電子書籍を貸し出し、返却を受けるネットライブラリーでは、大学の授業が役に立ちました。どちらの部署でも丁寧に指導していただけたので作業はスムーズに行うことができました。
 最終日には各部署でお世話になった社員の方を前にして、ここで学んだことや感想をパワーポイントにまとめ、発表しました。満足のいかないところもありましたが、何とか発表できて、少し自信もつことができました。特許を扱うこの会社では、小さなミスでも特許権の侵害など重大な問題になります。また、必要な資料や情報も何回か話を重ねて互いのズレをなくさないと、的確にお渡しすることができないなど、仕事の責任や難しさが分かりました。社会人としての言葉遣いや企業の規模の大きさもいい経験でした。

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