開講科目例


口腔解剖学(歯の解剖学)

脊椎動物における歯の進化をふまえ、歯科衛生士に必要なヒトの歯の形態について学ぶ。歯の起源と進化、歯の形態と機能、歯の種類、永久歯の形態、乳歯の形態、歯の配列と咬合、歯の異常、人類の歯の進化と退化について、講義と写生で学びます。

歯科保健指導論I~V

歯科保健指導の対象となる方の口腔の健康を一生涯を通して保つために、歯科衛生士としてどのように指導していくかについて学びます。乳幼児期、学童期、思春期、成人期、妊産婦、老年期というライフステージごとに、講義、演習、実習をおこない、理解を深めていきます。

歯科臨床実習I・II(歯学部附属病院実習)

歯学部附属病院の各診療科をまわっておこなう実習です。2年前期までに修得した臨床歯科医学をもとに、より実践的な知識と技術を身につけます。実際の患者さんに接し、医療チームのなかでの役割を理解し、円滑で質の高い歯科医療が提供できる方法について学びます。

口腔衛生学

歯と口腔の病気の予防と健康の保持増進のための原理を理解し、健康づくりの方策を学ぶことを目標にします。歯と口腔の正常な状態について理解を深め、病気の予防、健康管理の具体的手段を習得し、公衆歯科衛生活動についても学びます。

歯科予防処置論I~IV

現在の歯科医療は治療中心から予防に重点が置かれるようになってきています。歯科予防処置は歯科衛生士の専門業務であり、その期待は年々大きくなっています。歯周疾患やう蝕の病因を理解し、基礎技術をしっかり習得できるよう、小グループによる教育と実習が行われています。

歯科臨床実習III

歯科診療所における実習をとおして、歯科診療の流れや業務について修得します。臨床の場では、知識や技術のみならず、スタッフとのチーム医療や患者さんへの思いやりなど、人間関係の大切さも学びます。

歯科診療補助論A I~IV

歯科診療に使用する器具や材料、薬品の名称や使用法を理解するための実習です。各種歯科機器の基本的事項や取り扱い方、円滑な診療をおこなうための歯科医との共同動作の基礎知識など、臨床の場に必要とされる知識と技術を習得します。

臨地実習

鶴見区内の小学校、養護学校、保育所、幼稚園、老人保健福祉施設などにおいて、対象者の年齢(ライフステージ)に応じた歯科保健指導(口腔ケア)の実習をおこないます。実践的な学習をとおして、歯科衛生士としての専門性を身につけます。

人生と職業

卒業し、資格を取得しただけで、歯科衛生士になれるわけではありません。適切な就職先を見つけ、現場で自分を磨いてこそ、一人前になれるのです。また、一個の人間として、自分の人生を見つめ、生きる意味を再確認することも大切です。この授業は、人生における職業の意味を考えながら、具体的な就職活動の方法や実際社会で活躍している先輩の話などを聞いて、社会人としてスムーズに出発する準備をしようというものです。

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