Graffiti of Dental Technology

Vol.59 : フレームワークへの正確な人工歯再排列法

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はじめに
 一般に金属床義歯の製作は、ろう義歯試適後、フレームワークにろう義歯から撤去した人工歯を再排列する。一方、教科書では、ろう義歯のコアを採得し、コアに人工歯を適合させて人工歯を再排列する方法が紹介されている。しかし、これらの方法は、人工歯の位置は、ほぼ再現されるもののパラフィンワックスの収縮により正確な咬合接触の再現は難しい。義歯床の研磨面形態の再現も不十分なうえ、歯肉形成のやり直しも出来ることなら避けたい。
 そこで今回は、試適後のろう義歯を生かしたフレームワークへの人工歯再排列法を紹介する。





 試適終了後のろう義歯。患者の口腔内で確認された人工歯排列、咬合接触、研磨面形態を生かしたい。

 咬合器の切歯指導釘を10ミリ程度挙上し、対合歯と咬合させたシリコーンコアを採得する。パテタイプの硬めなシリコーン印象材を選択すると良い。(ゼタラボ ショアA硬度 70〜87)

 咬合高径を挙上することで咬合面のシリコーンコアの厚みを確保し、対合歯を固定源とする精度の高いシリコーンコアを採得することが出来る。

 フレームワークの固定後、対合歯にろう義歯を取り込んだシリコーンコアの基礎床を火炎で加熱して、撤去する。 加熱によって基礎床に接するパラフィンワックスが軟化されたら基礎床を水平方向にスライドさせるようにして撤去する。  

Presented byN.Harada(歯科技工研修科 原田 直彦)

 

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