Graffiti of Dental Technology

Vol.57 : 人工歯シールの活用

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はじめに
 前歯部の人工歯排列は蝋堤に記録された患者固有の情報を基に行われるが,蝋義歯試適および義歯装着時に患者の顔貌と調和しない場合がある.人工歯の排列位置だけでなく,シェード,モールド,サイズが調和しないこともある.人工歯の排列は義歯の審美性だけでなく機能面にも大きく影響することから,患者にとっては大きな問題である.今回,咬合採得時に実際の人工歯排列に近似した状態を患者に示すとともにラボサイドに伝えることができる治具(人工歯シール)を製作し,症例に使用したので紹介する.
 なお,この「人工歯シール」は2010年11月に開催された日本歯科技工学会第32回学術大会のポスター発表「前歯部人工歯の選択と排列位置に関する取り組み」(森 哲也氏ほか,岐阜県歯科技工士会)を参考にさせて頂いた.



人工歯シールの発端
 通常,ラボサイドでは咬合採得によって修正された蝋堤の正中線や咬合平面等を基準に人工歯排列を行う.  試適時,人工歯の排列位置が患者の顔貌と調和しないことがあり,修正のために治療時間が長くなることがある.
 人工歯排列の精度を向上させるためには,咬合採得時に人工歯に代わって簡便に排列位置を示す治具が必要である.  蝋堤に貼付して排列位置を患者とともに確認できる治具(人工歯を印刷したシール)を製作した.  [合成写真]

Presented by Y.Miyama(歯科技工研修科 三山善也)

 

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