Graffiti of Dental Technology

Vol.53 : 複数根を有するメタルコアの適合に満足してますか?

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はじめに
 複数のポストを有するメタルコアを製作する時、多少のアンダーカットならば、金属に置き換えてから修正すればよいと安易に考えてしまう。なぜなら、WAXパターンのポストは折れやすく、この段階で大きなリスクを冒してまでポストの修正をやりたくないと考えるからである。この結果、適合不良のコアが生まれてしまう。調整箇所を頭の中でイメージできれば問題は少ないが、見ためのアンダーカットしか気づかない人は、調整にてこずり、悲惨な結果を起こすことになる。どこでなにが起きているのか?



メタルコアのポストは、なぜ、これほど削られたのか?

 調整されたメタルコア

なぜ、これほどポストが円錐状になるまで削られたのか?軸壁の長さは十分あるので、臨床的には大きな問題とならないが、技工的には問題がある

調整の必要がなかったメタルコア

再製作したコアは無調整で作業模型に適合する。ポストの形態も特に問題はない。前作と何が違うのか? 

 

石膏型を用いて原因を探る


試料の試適

鋳造した試料(金銀パラジウム合金)は、視認できるアンダーカット部を削除した後、石膏型に挿入する。しかし、ポストの内側が接触して適合が得られない。(上面が揃っていない)

パターン採得時に生じる変形

WAXパターンを石膏型から引き抜く時、ポスト部が内側に絞られ内側方向に変形が生じている。

Presented byM.Ichikawa(歯科技工研修科 市川 正幸)

 

「Graffiti of Dental Techology」をご覧いただきありがとうございます.

2014年3月,「即!実践 臨床技工テクニカルヒント」が発売されました.

大変申し訳ありませんが,書籍に掲載された内容は縮小させて頂くことになりましたのでご了承ください.


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