Graffiti of Dental Technology


Vol.12:ポストの印象への石膏注入に注意! 

適合のよい鋳造支台築造を製作するための第1歩

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はじめに
 近年は支台築造のポスト形成はできる限り長く、またできる限り細いものが良いという傾向になってきています。これは支台築造の保持力を向上させるためであり、歯根破折を防止する意味があります。そこで印象材は高弾性で多少の根管内のアンダーカットに対しても撤去時の歪みが小さい重付加型シリコーン印象材を用いるケースが多くなってきました。しかし、高弾性を有する印象材であるが故に印象用ピンが用いられていない場合などは石膏注入時の外力で変形しやすいということを認識しておくべきでしょう。以下に簡単なテストにより石膏泥の流れる圧力によりポスト先端が変位する状態を示してみました。石膏注入時にポストの変形を最小限に抑制するために我々が注意し対応していることを簡単に紹介します。

 

石膏泥でポストは変形している!

 印象用ピンを用いていないポスト長約6mmの印象をサベヤーの模型台に約10度傾斜で固定します。左方向から注入した石膏泥にポストが抵抗できずポスト先端に変位が認められます。

 石膏泥の流れを止めた後もポストは復位することができず、石膏硬化後のポスト先端には約0.1mmの変位が認められました。不用意な石膏注入によりポストがこのように変形していることを認識していなければなりません。

 

Presented by T.Murata(歯科技工研修科 邑田 歳幸)

 

「Graffiti of Dental Techology」をご覧いただきありがとうございます.

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