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歯科補綴学第1講座 教授 大久保力廣 |
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歯科補綴学第一講座は歯を喪失した後の,審美的,機能的障害ならびに心理的問題を可撤性(取り外し式)義歯により修復,改善することを目的に,教育,臨床,研究を行っています.教育では1)歯型彫刻,2)全部床義歯学,3)部分床義歯学および統合科目(総合歯科医学,う蝕学,咬合学,生体材料,インプラント学,医療人間科学)を担当しています.臨床では1歯欠損から無歯顎に至る広範囲な欠損様式に対し,金属構造義歯,アタッチメント義歯,顎補綴,インプラントデンチャーなど多様な診療を行っています.また,義歯の設計や臨床術式に有益な示唆を与え,有床義歯の診療のエビデンスとなりうる研究を進めています. また,卒後研修プログラムとして3年制の専門医取得コースを開催しており,従来の欠損補綴からインプラントデンチャーまで補綴の専門教育を行っています. |
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| ・教授 |
大久保力廣 |
| ・准教授 |
阿部 實 |
| ・講師 |
滝新典生、大貫昌理 |
| ・助教 |
高山慈子、三浦英司、石川千恵子、鈴木清貴、花谷重守、
米山喜一、西山雄一郎、鎌田奈都子、佐藤洋平、新保秀仁 |
| ・学部助手 |
長田知子、諸熊正和、千葉ひかり、村石絵麻 |
| ・臨床助手 |
富永真由美、千葉奈央、高橋正樹、北野展久、北原展子、川嶋一誠、石川朱見、小池宏秋、鈴木達也 |
| ・常勤専科生 |
吉岡絢子、増田雄二郎、山口俊介 |
| ・大学院 |
佐藤 薪、徳江 藍、長田秀和、漆原 優、廣田正嗣、松田梨紗、河野健太郎、幕内俊介、 岡山章太郎、小澤大輔、小樋香織 |
| ・臨床教授 |
栗原大介、椎名順朗 |
| ・非常勤講師 |
松村英雄、高橋 裕、渡邊郁哉、神吉ゆかり、石川佳和、寒河江 孝、石川恭敬 |
| ・研究員 |
石本崇子、渋谷直志、林 大悟、高林洋太、岡本直子、岡野大輔 |
| ・研究生 |
土川益司 |
| ・非常勤専科生 |
團 智子、大島 晃、鈴木達也、碇 美智代、矢尾喜三郎、川井善之、團 久美子、
東條敏明、江上英理子、大道英徳、佐藤英夫、嘉部 暁、鈴木みどり、武藤亮二、川西 仁、
鏑木就人、西村伸明、有賀朋子、白石絵美子、三原広吏
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| [ 教 育 ] |
歯型彫刻
3年前期(14週)
解剖学に基づく歯の形態を彫刻の技法により造形する実習です。これは歯科独特基礎実習技術の習得であると同時に、歯の形態的特徴に関する認識を深め、歯種の識別能力を養う実習です。
歯の解剖学的名称、歯冠の形態的特徴を理解し、上下顎、左右側、頬舌側、咬合面の形態の理解を深め、独特の道具の使い方を習熟します。 |
全部床義歯補綴学
3年後期(講義14週・実習28週)
無歯顎患者の病態を知り、全部床義歯の装着により、機能と顔貎の回復を図れることを学びます。
軟組織、顎堤粘膜によって維持・支持・安定を図る全部床義歯、患者の診療、印象採得、顎問題関係の記録、咬合調整の重要性を理解し、上下顎全部床義歯の製作を行います。 |
部分床義歯補綴学
3年後期、4年前期(講義14週・実習28周)
部分床義歯補綴学の基本を学習します。
前半は基礎編として部分床義歯の概念を学び、可微性義歯の目的と意義、具備条件、構造と機能、種類と適応症などを理解します。後半は臨床編として欠損補綴の診断と診療計画、設計原理、印象採得、下顎位と咬合採得、製作過程、術後管理などを学びます。 |
総合歯科医学(U)
統合科目 6年後期(20週)
この科目は、歯科医学に関する知識の再整理を目標としています。これまで5年余りの間に学習した専門科目の全てに関し、臨床実習の終わったこの時期に、基礎と臨床を有識的に関連づけて、総合的に知識の再整理を行います。すなわち、臨床実習以前には、単なる机上の知識に過ぎなかったものを、臨床実習を通過したこの時期に再度学習することによって、全部床義歯補綴学、部分床義歯補綴学をより確実な知識とします。また、それぞれの疾病に対する問題解決能力を養います。 |
医療人間科学・実習
統合科目 2年前期
歯科医療人としての幅広い教養と豊かな人間性を身に付けるために必要な知識・態度・技能を学びます。
歯学概論から病院見学まで多岐にわたる講義項目を含む本学科目は1〜3のサブユニットに分かれます。各サブユニット内の全ての講義および以下のSGLに参加します。学生参加型の学習形態であるSmall group leaning(SGL)では6〜7名の小グループに分かれてワークショップ(WS)の手法で小グループの討論(Small group discussion:SGD)と全体討議(Plenary discussion:PD)を行います。SGL実施に際しては本学教員がタスクフォースとして学生の指導に当たります。 |
| [ 臨 床 ] |
部分床義歯補綴治療(Partial Denture)
部分床義歯は、歯根膜と顎堤粘膜という被圧変位量の異なる組織によって支持されています。
このため、残存組織を保護しつつ、充分に機能を発揮できるような診断と設計が必要です。
また1歯欠損から1歯残存に至るあらゆる欠損症例に適用されます。さらに人工歯と義歯床に加え、支台装置や連結装置など構成要素も多く、設計は多様となります。
各種アタッチメントを用いた審美性の高い義歯、金属構造による永続性の高い義歯、FBIテクニックを用いた高精度な義歯、生体親和性に優れたチタン床義歯等、ハイレベルな義歯を製作します。 |
全部床義歯補綴治療(Complete Denture)
無歯顎患者は咬合機能を全く喪失しており、軟組織によって維持、支持されることが特徴です。特に正しい義歯咬合位を構成することが大切です。
発音も不自由になり、口唇や頬の支持が失われて、いわゆる老人性顔貎を呈します。全部床義歯の装着によって機能と審美性の回復がなされるわけです。全部床義歯は人工歯と義歯床で構成され、単純な形態を有していますが、口腔内で維持、支持、安定を得るためには、顎口腔系との調和が保たれなければなりません。
当講座ではフレンジテクニック、リモールディング、ピエゾグラフィーにより生理学的に製作した快適性の高い義歯を提供しています。 |
インプラント治療(Implant Denture)
インプラントオーバーデンチャーでは、義歯はインプラントに強固に維持・支持されるため、上顎では口蓋部を広く開放することができ、下顎では最大開口しても義歯が離脱しないようになります。また、通常の部分床義歯では困難な部分欠損の難症例に対してもインプラントは有効で、少数のインプラントを埋入することで義歯の動きを大幅に抑制し、長期間の良好な予後が期待できます。
特に高度に顎堤吸収した下顎の無歯顎には有効で、2本のインプラントの埋入により義歯機能が飛躍的に向上します。当講座では診断から義歯装着、メインテナンスまで一貫したインプラント治療を行っています。 |
顎顔面補綴治療(Maxillofacila Prosthodontics)
腫瘍、外傷、炎症、先天奇形などが原因で、顎骨とその周囲組織に生じた欠損に対し、人工物で補填あるいは修復し、失われた機能と形態の回復を図ります。
特に顎顔面補綴治療にあたっては、その障害が多岐にわたるため、チームアプローチが必要であり、医科や口腔外科、矯正科、小児歯科などと連携して治療が行われています。 |
| [ 研究 ] |
基礎的研究
生体工学:歯科用チタン,レーザー溶接,熱可塑性樹脂,軟質裏装材,再生材料,摩耗試験
生体医学:デンチャープラーク,舌機能,疼痛閾値,生体バランス |
臨床研究
義歯設計:可撤性支台装置,CAD/CAM,金属構造義歯,予後調査
脳機能:ESAM, DIMENSION, NAT
インプラント:インプラントデンチャー,アタッチメント,上部構造,機能評価
臨床術式:ピエゾグラフィー,リテイナー型義歯,FBI,SAS |
最近の研究業績
Ohkubo C, Kobayashi M, Suzuki Y, Hosoi T. Effect of implant support on distal extension removable partial dentures: In vivo assessment. Intl J Oral Maxillofac Implant 2008; 23:1095-1101.
Takayama Y, Miura E, Yuasa M, Kobayashi K, Hosoi T. Comparison of occlusal condition and prevalence of bone change in the condyle of patients with and without temporomandibular disorders. Oral Surg Oral Med Oral Pathol Oral Radiol Endod 2008; 105: 104-112.
Ohkubo C, Hanatani S, Hosoi T.Present status of titanium removable dentuers -a review of the literature. J Oral Rehabil 2008;35: 706-714.
Ohkubo C, Baek KW. Does the presence of antagonist remaining teeth affect implant overdenture success? A systematic review. J Oral Rehabil. 2010;37:306-12.
Takabayashi Y. Characteristics of thermoplastic resins for non-metal clasp dentures. Dent Mater J 2010 (in press) |
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日本補綴歯科学会専門医の取得を目指した3年制(1年:ベーシックコース、2年:アドバンスコース、3年:スペシャリストコース)の講義と実習からなるプログラムです。1年目は補綴の総論から各種テクニックまで15回の講義と口腔内写真撮影から部分床義歯設計、ゴシックアーチ、人工歯排列、半調節性咬合器の使用などの実習を行います。また年度末には全医局員を相手に症例発表をしなければなりません。2年目はより高度な補綴領域に関する講義と診断用ワックスアップやインプラント治療など、アメリカの補綴専門医プログラムも参考にした多くの課題が義務付けられています.また、補綴関連の研究あるいは症例に関して各種学会で発表を行います。
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鶴見大学歯学部は首都医科大学口腔外科(中国)、檀国大学校(韓国)、メルボルン大学(オーストラリア)、タマサート大学(タイ)、ロンドン大学クィーンメーリー・ウエストフィールド校歯学部(イギリス)、ペラデニア大学(スリランカ)、テキサスA&M大学システムヘルスサイエンスセンター・ベイラー歯科大学(アメリカ)、ベルン大学(スイス)これらの各校と学術交流協定を締結しています。
その中で当講座は檀国大学歯学部(韓国)、ベイラー歯科大学(アメリカ)、ニューヨーク大学(アメリカ)、ニューカースル大学歯学部(イギリス)、モンテビデオ大学(ウルグアイ)、北京首都医学院(中国)、吉林大学口腔医学院(中国)との深い交流があります。
国内では福岡歯科大学咬合修復学講座有床義歯学分野と大学院学術交流協定を結んでおり、短期国内留学を実施しています。また長崎大学、新潟大学、鹿児島大学、東海大学、脳機能研究所とも共同研究を行っています。 |
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歯科補綴学第一講座では、日々の診療の中で将来の歯科医療に役立つような新しい技術、術式の考案や歯科材料、器材の開発を行っています。そのために、これまでの診療に関連する記録(口腔内写真、ビデオ、レントゲン写真、アンケート調査結果、各種機能評価等)を分析しなければなりません。「後ろ向き調査」、「遡及的研究」と呼ばれますが、過去の膨大な記録の中からいくつかの条件に限定して着目することで、それまでは気づかなかった発見や新しい見解が生まれます。また、歯学部学生の教育や専門医審査のために口腔内写真やレントゲン写真を使用することがあります。受診患者の皆様にはこうした教育、診療、研究、審査のため、日々の診療に関連する記録を使用させていただくことをご理解・ご了解いただきたいと存じます。その際にデータは必要であっても、名前やIDなどの個人情報は一切使用されないことを明記いたします。 |
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