研究室だより

 
 〈2023-11-1〉
 「どうするK先生」20 最終回

 前回、もう終了かと思ったK先生。
 最後の仕上げがありました。
 それは人の「指先」で。
 
 K先生のお皿がついに復活です!
 最後は人の感覚で!

 磨き粉を指先につけて磨いていきます。

 そして、ついに完成!

 金が光ります!

 Tくん、7ヶ月間ありがとう!
 Мくん、ご指導ありがとう!
 Y先生、心より御礼申し上げます。
 〈2023-10-25〉
 「どうするK先生」19

 いよいよ全体の磨きです。
 最終局面に突入です。
 まずはウラ面から。砥石で磨きます。

 「欠け」はウラ側から。

 そしてオモテ側も。

 研ぎ粉も作ります。

 オモテ面から順に磨いていきます。

 K先生は、これでおしまいと思いましたが、また、一週間待つことになります。
 〈2023-10-18〉
 「どうするK先生」18

 前回、金を蒔いた「欠け」の部分に粉固めをします。
 粉固め用の漆を作ります。

 まずはオモテ側から塗って、

 ふき取りもします。

 次はウラ側も塗ります。

 こちらもふき取ります。

 これでまた一週間置きます。
 完成が待ち遠しいですが、そうは簡単にいかないのです。
 〈2023-10-11〉
 「どうするK先生」17

 前回、完成した「欠け」の部分の仕上げに入ります。
 ようやくゴールが見えてきました。
 ベンガラ漆を作ります。

 いよいよ「欠け」の部分に塗ります。

 きれいなベンガラが塗られました。

 すかさず金を蒔きます。

 いよいよ大詰めですが、また、一週間置きます。
 〈2023-10-4〉
 「どうするK先生」16

 一週間のはずが、ちょっと間が空いてしまいました。
 なかなか予定通りにはいきませんが、いよいよ磨きに入ります。
 磨き粉を作ります。

 まずはウラ面、砥石で研ぎます。

 鯛の歯も使用します。

 研ぎ粉で磨きます。

 次いでオモテ面。

 研ぎ粉を使い、

 鯛の歯を使い、

 磨きをかけます。
 〈2023-9-20〉
 「どうするK先生」15

 夏休みが終わりました。
 残念? 寂しい?
 いえいえ、金継ぎ作業の再開です!
 とは言え、今回も欠けた部分の穴埋めです。

 刻そうを作り、塗り重ねます。

 ご覧の通り、この箇所も今回で完成です。
 全十一回の塗り重ね作業でした。
 というわけで、また、一週間置きます。
 いよいよラストスパートです。
  〈2023-7-26〉
 「どうするK先生」14

 夏休み前の最後の仕事です。
 「欠け」の穴埋めと、ウラ面の粉固めをします。

 欠けた箇所の穴埋めは夏を越します。

 粉固め用の漆を濾します。

 前回蒔いた金の上から塗っていきます。

 紙で押さえて余分な漆を取ります。

 夏休み前には終わりませんでした。
 長い根気のいる仕事です。
 次回は九月になります。
  〈2023-7-19〉
 「どうするK先生」13

 「欠け」の穴埋めは継続中。
 ウラ面にベンガラを塗り、金粉を蒔きます。
 随分と形になってきました。

 まだまだ塗り重ねます。

 ベンガラを用意します。

 今回はウラ面です。

 ベンガラの上から金粉を蒔きます。

 これでまた一週間置きます。
  〈2023-7-12〉
 「どうするK先生」12

 前回の蒔絵の箇所を粉固めします。
 灯油と樟脳を混ぜ、漆と合わせます。

 金を蒔いた上に塗り、押さえます。

 塗った上に雁皮紙を当てて、吸い取ります。

 これでまた一週間置きます。

  〈2023-7-5〉
 「どうするK先生」11

 「欠け」の穴埋めと、オモテ面にベンガラと蒔絵を施します。
 穴埋め作業が続きます。

 朱漆を濾して使います。

 オモテ面を研いでおきます。

 ベンガラを塗ります。

 ベンガラの上から金粉を蒔きます。

 また、一週間置きます。
  〈2023-6-28〉
 「どうするK先生」10

 今回は、欠けの部分の他に、ウラ面の呂色塗をします。
 予め、紙のやすりで研ぎます。

 今回も「欠け」の部分を研ぎます。

 刻そうを埋めていきます。

 呂色塗のための漆は事前に濾して使います。

 ウラ面に呂色塗して、また一週間置きます。
  〈2023-6-21〉
 「どうするK先生」09

 今回も欠けの部分を埋めて、オモテ面に呂色塗をします。
 前回に埋めたところを研ぎます。

 だんだん埋まってきました。

 今回はオモテ面を研ぎます。

 呂色塗を重ねます。

 気の長い作業が続きます。
  〈2023-6-14〉
 「どうするK先生」08

 前回までの作業を繰り返します。
 欠けた部分に穴埋めした箇所を砥石で研ぎます。

 さらに刻そうを埋めていきます。

 前回、ウラ面に呂色塗したところを研ぎます。

 さらに塗りを重ねます。

 また一週間置きます。
  〈2023-6-7〉
 「どうするK先生」07

 今回も欠けの部分の穴埋めと呂色塗のオモテ面をします。
 前回埋めたところを研ぎます。

 刻そうで埋めます。たんだん埋まってきました。

 漆を濾してから呂色塗をします。

 今回はオモテ面を塗ります。

 また一週間待ちます。根気のいる作業が続きます。
 〈2023-5-31〉
 「どうするK先生」06

 ちょっと間が空きましたが、今回は穴埋めの後、ウラ面に呂色塗も行います。
 前回穴埋めした箇所を砥石で研ぎます。

 研いだら、また刻そうを重ねます。

 呂色塗の漆を濾しているところです。

 今回は、ウラ面に呂色塗します。

 これでまた一週間待ちます。
  〈2023-5-17〉
 「どうするK先生」05

 今回は、お皿のオモテ・ウラ・欠け
の部分の穴埋めの追加をします。
 まずは、オモテから、前回同様に刻そうを重ねていきます。

 欠けの部分は回数がかかります。

 最後はウラ。

 また、一週間待ちます。
  〈2023-5-10〉
 「どうするK先生」04

 今回は、お皿の裏面と欠けた縁にも穴埋めをします。

 まずはお皿の裏側の穴埋めです。

 次に、欠けた縁も行います。これは、今後、何度も塗り重ねることになります。

 裏面の穴埋めが完成しました。

 乾くまで一週間待ちます。
 〈2023-4-26〉
 「どうするK先生」03

 一週間でお皿はくっつきました。

 今回は亀裂部にできた凹みを処理する「穴埋め」です。


 まず、充填する刻そうを作ります。

 へらで亀裂部に刻そうを補填します。

 完成!

 これでまた一週間待ちます。
 〈2023-4-19〉
 「どうするK先生」02

 割れたお皿について、美術系のY先生に相談したら、金継ぎをしてくれる4年生を紹介してくれました。

 いよいよ金継ぎのスタートです。
 お皿の復活なるか?!

 まずは「接着」です。
 まずは、接着用の麦漆を作ります。

 へらで麦漆を断面に塗ります。

 全体に塗ったら張り合わせます。

 合体!

 固定して、乾くまで1週間置きます。

 これから長い戦いの日々が始まります。
 〈2023-4-1〉
 K先生のお皿が割れてしまいました。さあ、どうするK先生。